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「5本足での歩き方」Vol.1

  • 執筆者の写真: papaclub
    papaclub
  • 2020年9月20日
  • 読了時間: 4分

更新日:2020年10月26日


今月より毎月、甲斐公則パパの子育てエッセイを掲載していきます(^^)


【はじめに】

 結婚してから約8年が経過した。

結婚当初から妻と『二人でたくさん遊びまわろう!』と決め、次の日仕事が休みの日には、よく二人で朝から県外へ趣味のドライブを楽しんだ。 

長距離の運転は全く苦にならないのだが、ナビが案内してくれる『10m先、右方向です。』というナビゲーションを聞きながら『ここを曲がれってことだったのね。』と思いながら直進してしまう程にどんくさい僕にとって、行ったことがない場所に行くことは割と勇気のいることだった。しかし、適切なタイミングでの方向指示や、リルートのアドバイスも完璧な、地図の読める妻が隣にいることで、行動範囲は圧倒的に広くなった。これなら『日本中どこをドライブするにしても不安はないな』と思ったのと同時に、道中は長く、明確な目的地がないといっても過言ではない(人生)というドライブも、妻と二人『二人三脚』なら一人でいるよりもずっと早くいろんな場所【それぞれの持つ目標】に到達することが出来るのだろうと確信していた。

それから、8年。今は二人の子供に恵まれ、『四人五脚』となった。

長男(5歳)は元気いっぱい、こだわりありあり少年で、どこに行くにもリュックを持ちたがる。家を出る直前から準備をはじめ、そのリュックには、外出を楽しみにしている喜びの気持ちと、おそらく外出先では使用しないであろうヘアブラシやお徳用綿棒の箱等の生活用品がギュウギュウに詰まっている。肝心のお出かけ用タブレットは小脇に抱えていて、たまに玄関に忘れてしまうことがあるので、車に乗った後、僕が玄関やリビングに取りに帰ることがある。移動中は彼のお気に入りのDVD鑑賞タイムでもあるため、僕たちがお気に入りの音楽を聴くことは許されない。

次男(8か月)も元気いっぱい。今はあらゆるものを口へ運び、その物体が「何か」を学習している。体を使う事も大好きでじっとしているより遊びたい気持ちが強く、長く車に乗っておくと大変ストレスを感じる様であり、車に乗るとすぐに「降ろしてよー!」と言わんばかりに泣き始めるため、定期的な気分転換や休憩が必要だ。加えて、チャイルドシートに乗ると、その姿勢や車の小刻みな揺れが丁度良いのか、お通じが良くなり、すぐにオムツの交換が必要となる。

 今まで夫婦二人『二人三脚』の時には、あらゆることがお互いにとって最適化されており、何をするにも、どこに行くにも素早い行動が可能であった。しかし、息子が二人になり『四人五脚』となった今、我々の行動スピードは驚く程に低下し、不本意ながらも時には目的地の変更を余技なくされることも出てきた。しかしながら、行動スピードが低下し、目的地が変わったからこそ得られることもあることに気づかされた。子供達を優先して考えた結果、夫婦二人だったら行かなかった場所、しなかったこと(最近になって長男の影響からポケモンGOを始め、週末は公園を家族4人で散策することが日課になりつつある。)を通し、子供の笑顔を見ることが二人にとっての何よりの【目標】となってきたのである。

アフリカに『早く行くなら一人で行け。遠くまで行きたいのなら、大勢で行け。』ということわざがあるらしい。これには非常に納得させられた。なぜならば、家族が増え『四人五脚』となったことで、確かに効率良く歩くことはできなくなったが、その分、家族になったからこそ足を運ぶようになった場所や、イベントへの参加、援助をしてくれる家族や友人・諸先輩方(まさにぱぱクラブの先輩パパ)との交流を通し、家族としての笑顔の総和が増えたことにより、いろんなことに主体的に挑戦してみようと思えることが増えたからである。

 そうはいっても、やはり『四人五脚』で歩くことは難しい。時には転倒してしまうかもしれないし、両脇の大人(僕と妻)が真ん中の子供を抱えて(ちょっとルール違反気味に)歩いてしまうかもしれない。その試行錯誤の様子を、今後この場を借りて、レポートしていきたいと考えている。




甲斐パパ

職業は作業療法士。ふたりの男の子のパパ。長男誕生後、妻や長男との関係性の中で、自身の『父親像』のアップデートの必要性を感じ、2017年よりおおいたパパくらぶに参画。主に団体の企画・運営を担当している。2020年、次男誕生の際、勤務地の男性で初となる育児休暇を約1ヶ月間取得。育休終了後、自らの体験を伝えるため『パパの育休期間スケジュール表』を妻と協力して作成し、高い評価を得る。このスケジュール表をプレパパ講座などで活用できるようにさらに改善し、今後は育休取得を希望するパパたちのサポートを行なっていきたいと考えている。また、子育てを機に通信制大学に編入し、発達心理学を専攻しながら、学術的な側面からも子供から大人までの成長プロセスを学習中。今後はこれらの経験や知見を活かし、自分がそうであったよう、育児に自信が持てないと思っている若いパパ達の力になりたいと考えている。

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